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振興会概要

趣旨

ドイツ語学文学振興会は1960 年に創立された。その主たる目的は,政治,経済,科学,技術,文化各方面にわたってわが国と密接な関係にあるドイツの理解と研究に寄与することにあった。以前よりすでに日本独文学会が両国相互理解の基礎的な部門であるドイツ語,ドイツ文学の専攻者を総合する全国的な学術機関として活動しており,現在も約二千名の会員を擁している。しかし学会組織には財政的な制約もあり,純粋にアカデミックな活動に限られるのに対し,本振興会はこれと表裏一体の関係を保ちつつ,若い研究者の優秀な論文に対する授賞,研究成果への刊行助成,研究者の交流に対する援助,一般社会に対するドイツ語の普及およびドイツ文学の紹介などの事業を行うことをめざしている。さらにドイツ語教育の振興をはかるため1992 年からドイツ語技能検定試験(独検)を実施している。
なお,本会は故木村謹治博士の十三回忌の募金を根幹とし,諸方の御寄付を得て創設されたものであるが,1966 年1 月10 日財団法人として発足,その後法人制度改革の流れを受け,2012 年4 月1 日をもって公益財団法人へと移行した。

沿革

沿革
1960年11月 ドイツ文学振興会創立
1964年5月 ドイツ語学文学振興会と改称
1966年1月 財団法人ドイツ語学文学振興会設立
1990年8月 第8回 Internationale Vereinigung für Germanistik(IVG,ドイツ語学文学国際学会)東京大会を主催
1992年11月 第1回ドイツ語技能検定試験実施
2010年11月 創立50周年を迎える
2012年4月 公益財団法人ドイツ語学文学振興会に移行

役員名簿(2023年6月現在)

敬称略 五十音順

役員名簿
評議員10名 井出 万秀(立教大学)
岡本 順治(学習院大学)
柿沼 義孝(獨協大学名誉教授)
木村 護郎クリストフ(上智大学)
宍戸 節太郎(國學院大學)
高橋 秀彰(関西大学)
濱田 真(筑波大学)
藤縄 康弘(東京外国語大学)
森 芳樹(東京大学)
矢羽々 崇(獨協大学)
役員名簿
役員 理事11名 理事長 粂川 麻里生(慶應義塾大学)
常務理事 荒井 訓(早稲田大学)
常務理事 山路 朝彦(獨協大学)
大野 寿子(東洋大学)
尾方 一郎(一橋大学)
加藤 耕義(学習院大学)
工藤 康弘(関西大学)
末松 淑美(国立音楽大学)
清野 智昭(学習院大学)
武井 香織(元筑波大学)
保阪 靖人(日本大学)
監事2名 黒田 享(武蔵大学)
識名 章喜(慶應義塾大学名誉教授)
顧問
顧問 諏訪 功(一橋大学名誉教授)
平尾 浩三(東京大学名誉教授)